カテゴリー別アーカイブ: 書評

書評:一生お金に困らない生き方

お金に対する心構え、在り方が主に記されている本です。自分の価値を高めるとか、先にお金を使うとか、そういった話が書かれています。

お金に囚われると人生を振り回されてしまうので、お金に関するこういった在り方というのはたまにこのような本で見直すと良いかと思いました。

書評:個人が企業を強くする: 「エクセレント・パーソン」になるための働き方

大前研一氏の著。ヒト・モノ・カネから人!人!人!へ変化した時代を考察した書。個人の働き方に焦点を当てて書かれています。データの裏付けもあり、かなり良書だと思いました。

日本人は正社員という幻想を捨てて、個として強く生きよというメッセージが強く伝わってきます。

日本という船はなかなか厳しい状況にありますが、個人が集まって国家がけいせされている以上、個が少しずつでも変わっていくことにより、この国も少しずつ変わっていくのだと思います。

書評:埼玉にもなにかあるはず

埼玉のよいところを紹介するほのぼのした漫画です。路線図を見るとよく分かりますが、東京<ー>埼玉のラインは多いのですが、埼玉を横に繋ぐラインは少なくて、埼玉の中の人が埼玉を知らないってことも結構あるようです。

例えば所沢の人は大宮とかよく知らないみたいですし、所沢の人も大宮の人も、潜在意識的に東京に憧れているようなところもあるように見受けられます。

そんな埼玉県民の皆さんにこそ読んでもらいたい本かと思います。埼玉県以外の人はニュースにあまり出てこない、行田市の古墳とかなかなか行ってみたくなるところが満載で面白く読むことができると思います。

書評:いいことだけを引き寄せる結界のはり方

若干スピリチュアルよりですが、すらすらと簡単に読める本です。結界というと日の当たっているところと日陰見たく、何らかの境界を示しますが、その結界についての書籍です。

引き寄せの法則で、マイナスなことを引き寄せてしまうのを防ぐためには結界が有効という話です。確かに気のものですが、頭で考えていることと逆のことを潜在意識が想うとそれが引き寄せられてしまうというのは納得できます。それを防止するために結界という概念を使うというのも一理ありかなと思いました。

書評:今こそ、韓国に謝ろう

韓国という国はお隣で理解しているようで理解できていない国だと思います。韓国料理屋、ポップ、ドラマなどでおなじみなのに、その歴史、彼らの考え方、理解できていませんでした。

本書を読むと、その歴史を知ることが出来ると思います。結局、人も国も相手を良くしようと変えることはできないという教訓が残ります。

日本が太平洋の真ん中に移動で切れば良いのですが、現実には難しそうなので、今後も困った隣人とは付き合っていかないと行けないわけで、過去に日本が彼らに何をしたのか?を知ることは重要かと思いました。

百田氏の書のとおり、日本は心から彼らにした余計なお世話を謝り、それぞれべつの道を進み、独立した国家として対等に付き合っていく必要があるのかと思いました。

協力して何か進めたり、一緒に何かやったり、なんてことは考えなくても良いような対等な関係になると良いですね。

 

書評:ドン ―最強の敵か、最良の友か

飯島 勲さんの著。民主党から自民党に代わったときには大変苦労されたと思います。影で政権というか日本を支えてきた人と思います。まさにドン。ドンが書いたドンの本です。選挙の洗礼を受けた議員が活躍していくのが本当は望ましと思いますが、人と人のまつりごと、こういった人の存在も不可欠なのかもしれません。

飯島さんから見ると当たり前に記述した文も、素直の目であり、メディアや一般的に思われていることとは異なることがわかります。以下に私たちは日頃のメディアの影響を受けているのか考えさせられます。そういった意味でも一読の価値アリと思いました。

書評:臆病者のための株入門

橘さんの著。自身の体験も踏まえ、よく研究されて記された本です。投資の本質がよくわかり、そこから導き出される、幾つかの投資の方法には納得できるものがあります。

投資は実際に初めて試行錯誤しながら自分のスタイルを身に着けていくものだと思いますが、本書を読むとまずその本質を知ることが出来るので、自分のスタイルを構築するにしても近道になることだと思います。

書評:誰が「都政」を殺したか? 特別対談 小池百合子東京都知事

上杉さんの著。小池都知事とのインタビューと自身の都との関わりや都知事選挙に立候補した経緯が記されています。なかなか読みやすく一気に読みました。

上杉さんが都政にどのように関わってきたか知らなかったので、その部分は面白いところでした。震災後の放射線の話で干された感が有りましたが、メディアが人を抹殺する怖さ感じました。真実は分かりませんが、政治と関わってきた彼だからまだ今でも生き残っているのかもしれません。

書評:SEは死滅する

木村 岳史さんの著書。IT業界特に古いタイプのIT業界に関する「暴論」の著。非常に興味深く読みました。「暴論」と言っていますが、そんなに暴論とも聞こえず、あるあると思いながら読みました。人売りであるSESの話や多重下請け構造、人月単価と呼ばれるものの話。業界にいないものが聞いたら???しか思い浮かばないこの業界の不思議。

私も半分は本書のような業界にいますが、つまるところお客さんが変わらない限り、この状況も変わらないのだと思いっています。そうやって時間が立つうちに海外に置いていかれてしまっているのだと思います。変わるときは一気に変わるものでしょうか? それとも徐々に衰退していくのでしょうか。

ともあれ、ITなしではビジネスが成り立たない状況になっていますので、これからこのITをどのように活かしていくか。ビジネスに関わる人すべて一度立ち止まって考える必要があると思います。そういった意味で本書はとても考えさせられる良書であったと思います。

書評:「見えない」税金の恐怖 これは官僚によるタックス・テロだ!

木村さんの著、木村さんといえば「あらゆる領収書は経費で落とせる」といった本が有名かと思いますが、本書は「見えない」税金に関する書籍です。元国税調査官の肩書ですので、税金つながりということでしょうか。

とてもおもしろく読みました。日本は豊かな国だといわれているが、一生懸命みんな働いているが、なぜ豊かに感じられないのか? に正面から切り込んだ書籍になっていると思います。

異論反論当然あるかと思いますが、日本の税負担の他、社会保障負担、など払わなくては行けないものを広義に税金と思うと、もはや五公五民を過ぎて六公四民くらいになっていることがわかると思います。

これで甘い汁を吸っているのは誰だろうというのが、日本では明確にならず、なんとなくになっています。戦前と同じように。筆者の主張のように国が変わっていけば良いと思いますが、なかなか変わらず、僕らは制度の中、ほそぼそ生きていくことになるのだと思います。