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新型コロナウィルスに関する私見(呼気感染≒エアロゾル感染≠空気感染からの理解)

呼気による感染

新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。なぜこんなに感染が拡大するのか?本当に感染経路は飛沫感染と接触感染のみなのか?ずっと疑問だった。

「呼気中にはインフルエンザウイルスが排泄されている」
https://blog.goo.ne.jp/gimmedicineuptodate/e/c41efd19e4df2ec8829fb9ded45f70e8
https://www.jpa-web.org/pediatric-related_information_20180306_a.html
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO26992990W8A210C1000000?channel=DF140920160927&style=1

を見ると、これは2018年のインフルエンザの例であるが、呼気にウイルスが含まれているとある。

新型コロナウィルスがこれと同じかどうか分からない。エアロゾル感染がくしゃみなどの飛沫が密閉空間で漂い感染するということと理解していたが、事態はもっと深刻なのかもしれない。
呼気にウィルスが含まれている場合、例えば冬の寒い日の息をはーっとやるときの白い息の中に微量のウィルスが含まれているとイメージすればよいだろうか。

これがインフルエンザであったならば、抗体(免疫)があるので無視していいレベルなのかもしれないけれど、新型コロナウィルスの場合は抗体も何もないのでウイルスが定着しやすく、
陽性になりやすいのではないだろうか。

このように考えるといろいろなことに合点がいくのである。

医療関係者の感染

医療従事者や厚労省の職員など本来感染避けられるはずの人(飛沫感染や接触感染は避けうるスキルを持つ人)の感染がそれなりにある。これらの人が間抜けだったとは思えない。それなりに細心の注意をしていたであろう。接触感染や飛沫感染とも考えられるが、これだけ感染が広がっているダイヤモンドプリンス号の船内では人の意識の向上や隔離などあるわけだから、くしゃみや咳を直接浴びるとか、くしゃみや咳を受け止めた手でいろいろ触るとかは可能性としては少なくなってきていると思うのである。だから、これらが呼気感染しかもダイヤモンドプリンス号のような密室で濃度が高い呼気感染であったと思うと合点がいく。

「国内の医療従事者で初 男性医師が新型コロナ感染[2020/02/14 06:11]」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000176222.html

「患者搬送の横浜市消防職員も感染」
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3905845.html

感染スピード

「2秒で感染、24日潜伏、節目は2月20日…中国の専門家が指摘する新型コロナウイルスの本当に重要な数字とは」
https://www.businessinsider.jp/post-207639

「わずか15秒で新型肺炎感染か 中国・浙江省、患者の行動追跡で当局が可能性示唆」
https://www.j-cast.com/trend/2020/02/06379055.html

これらは飛沫感染や接触感染の可能性も残るが、呼気感染と考えるとウィルスを含んだ呼気を吸い込んだということで理解できそうである。

不顕性感染(ふけんせいかんせん)

今回の新型コロナウィルスでは感染していても症状が出ない不顕性感染というものが多いようだ。これは呼気感染により喉や鼻の粘膜に少量のウイルスが付着しその場所で増殖中の状況を示すのであろう。PCR検査は喉をぐりぐりして、そこに付着しているウィルスを培養して判断するものであると聞いた。であるならば、呼気感染による軽度の感染を拾う確率は高くなかろうか。

またその場合は、ウィルスが胃に落ちた場合や免疫で対応できた場合は発症しないのではなかろうか。

急激な症状の悪化

逆に喉でなく気道の奥の方で感染が進んだ場合はどうだろうか。PCR検査ではなかなか引っかからずに十分に増殖したあたりで、PCR検査に引っかかるとすれば症状が進んだ段階で陽性と判断され、その後急速に悪化するように見えるのではなかろうか。

長く続く発熱と倦怠感

これは呼気感染による軽度の感染から徐々に増殖が広がっていくためと考えるとすっきりする。免疫がないため初めてのウィルスとの戦いを体が行っている状態でそのため発熱と倦怠感が長く続くものと考える。ここで勝つか負けるかが大事なところである。負けると肺炎のフェーズに移行するものと思うが、日本の現状だと負けて肺炎にならないと検査もされないし治療もされない。

感染場所と症状

素直に考えると感染場所で症状がでると思う。つまり鼻に感染すれば鼻に炎症が、喉に感染すれば喉に炎症がでると思う。目から感染した場合は結膜炎になるという理解でよいと思う。

「新型コロナ 初期症状に「結膜炎」の可能性、日本眼科医会」https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3908451.html

これから肺炎に至る過程は僕にはよくわからないが、初期症状が起きる場所を押さえることは予防として重要と思われる。

感染しないための対策

これまでの報道から推察し、対策について考えてみたい。

新型コロナウィルスは、「飛沫感染」「接触感染」する。これは国も定義している。これに「経口感染(糞口感染)」と「呼気感染(≒エアロゾル感染)」を加えて対策を考えてみたい。

飛沫感染対策

飛沫感染については移す方も移される方もマスクは有効であろうと考える。飛沫は比較的大きな粒であるが、マスクならば飛ぶのも受けるのもある程度防げるはずである。専門家がマスクは無意味という意見を散々流しているが、ロジカルに考えるとこの意見には賛同できない。完璧でないにしてもあった方がよほどいい。

飛沫さえ防げばいいので、人との距離を空けるのも有効であろう。人混み(満員電車)などは感染のリスクが高くなる。しかしながら飛沫はくしゃみや咳という症状とともに起きるからわかり安といえるかもしれない。咳やくしゃみをしている人から離れるだけで感染のリスクは減ると考えて良さそうだ。

社会的な対策として、ウィルスが十分に増殖され発熱している人などの飛沫を浴びると感染のリスクとともに発症のリスクも高くなるであろう。従って熱を持っている人を人混みから除くという対応はよく機能すると思われる。

接触感染対策

接触感染にはよく言われていることであるが、手洗いが有効であろう。人混みにいく場合はゴム手袋を利用しかつ、アルコール消毒、手洗いを行うとリスクが低くなると思われる。

ウィルスが十分に増殖された発症者の飛沫からの接触感染の場合は、多くのウィルスを体内に取り込むため感染・発症のリスクは高いと思われる。

社会的な対策は感染者が出た密室(満員電車、バス、タクシー、職場、学校)などの消毒が有効であろう。ジアイーノなどの次亜塩素酸でものについたウィルスを消毒できるとよいのであるが。

後は、ウィルスが非活性になる時間は空間に立ち入らないといった方法も考えられそうだが、心配は残りそう。

呼気感染対策

もしも仮に、呼気による感染がある場合は、まずは換気であろう。密室では呼気から放出されたウィルスがある程度の時間、空気中にとどまると考えるからだ。また換気の悪いところでは感染者の周りが危ないといえるため、例えば口臭を感じるような近くに寄らないといった対策も有効であろうと思う。

またマイナスイオンによるブロックも花粉のブロックと同じようにある程度機能しそうに思う。花粉に比べるとウィルスの方が小さいため、より有効に機能すると考える。

社会的な施策としては密室、人混みを回避するのがよいと思うが、回避できない場合は換気をしながら行うという施策が有効と思う。

呼気感染の場合は、不顕性感染からの感染も考えられるが、これはウィルス量が低いため感染のリスクは少ないと考えて良さそうだ。

さらに増殖を抑えるため、感染経路を洗うという対策は有効に機能しそうである。つまり、目の洗浄、鼻の洗浄、うがい。あまりインフルエンザには効果がないと言われていた施策が新型コロナウィルスの場合は有効に機能しそうである。

また呼気から目に入る場合も考えられそうなので、防塵めがねなどは少しは有効なのかもしれない。

経口感染(糞口感染)対策

意外と見落としがちな感染経路である。家族が感染した場合は、特に注意が必要と思う。外でトイレを使う場合は、接触感染とともに、蓋をして水を流すなどの対応が必要と思う。

社会的な共同トイレを定期的な消毒を行えば拡大は防げると思う。

感染後の対策

国は発症後4日間は様子を見ろといっている。できれば4日までに有効な治療薬でも飲みたいと思うところであるが、肺炎になるまで国は頼りにならないし、この施策では医療崩壊しているだろうから院内感染などのほうが怖い。

どうすればいいかはわからない。竹槍だけが、個人で免疫を高めるしかないのかもしれない。とりあえず葛根湯などの漢方を用意した。

終わりに

呼気感染という切り口でいろいろと考えてみた。国も現場も頑張っていると思うが、いろいろと当てにできそうにない。自分の命は自分で守る。国が後手なら、国民は先手で。中国の現状が1ヶ月後の日本の現状。そう思っている。死にたくないし、家族を守りたい。その一心で記してみた。