月別アーカイブ: 2017年5月

加計学園より森友学園

最近の加計学園の話や森友学園の話を見ていると、いろいろなところで摩擦が起きているように思います。

安倍首相から直接指示があったのか、側近の忖度だったのかは分かりませんが、日本人お得意の空気を読む力がいかんなく発揮されているようです。

加計学園の問題では文科省の前事務次官が出てきていますが、少女買春でもしていたのでしょうか?猪瀬元知事のXVideoのブックマークの件もそうですが、結構皆エロいのね。

そう思うと、安倍さんとかはホント潔白で、何か陥れようとする人たちの空気が今を作っているのかなと思ってしまいますが、やっぱりお友達は優遇されているのねという思いもあります。だれが政権とっても大なり小なりあるのだと思います。

最近は森友学園の話が少なくなってきました。頑張れ籠池元理事長。文科省と違ってこちらは記録を破棄して開き直っている、財務省。公務員が国民を欺く行為はもっとも悪質かと思います。

8億円値引きの、記録をきちんと出して、検証し、責任をきちんと取るべきだと思います。そうすることで安倍首相が関係なければそれが証明されるのではないでしょうか。

森友学園以外にも様々なところで政治的に国有地を売却してきたように思えますが、そういったことも白日の下に晒して、まっとうな役所になってもらいたいものです。

東京大学などいい大学をでて成績も良いはずなのに、財務省の役人はなんと視野が狭いのでしょうか。共謀罪も消費税の値上げも賛成なのですが、こういった小役人がいる限り運用でうまくいくはずがなく、反対となります。

この辺の流れは安倍さんが任期延長してから始まっているように思います。あまり長くやらずに新陳代謝が必要なのかもしれないです。

 

書評:仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング

タイトルに惹かれて買ってみました。ただ、項目が、「仕事の段取りがうまくできない」や「何度も同じミスをしてしまう」などちょっとジョギングとは関係のない話ばかりで、無理やり結びつけているように思いました。

新書なので企画で無理やりこのような形になってしまったのかなと思いました。その点、残念です。スロージョギングの走り方などが掲載されていたのは良かったと思います。

脳の科学の話もちょっと専門的でかつ関係あるのかなみたいなところがあり冗長だったと思います。スロージョギングの知りたいことがしれたようなしれなかったような読後感です。

書評:チルドレン

伊坂 幸太郎さんの著。ちょっと不思議な著。正義感が強いかどうかよくわからない、青年陣内君と彼を取り囲む人が起こす物語。

破天荒な陣内君の行動が起こす、奇跡!?の物語。なぜか読後ほっこりする、そんな物語。

書評:言ってはいけない 残酷すぎる真実

橘さんの本です。遺伝や脳科学などの論文から、普段僕らがうすうす思っていること、けれどそれは言ってはいけないことをまとめています。

探せば反論の論文などもあるのでしょうが、論文を元に展開しているので説得力があります。

美貌格差や男女平等の嘘や、乱婚のはなしなど興味深く読みました。子育てについても実は子どもを育てているのが、子どもたちの集団であり、親の関与が低いことも興味深かったです。

「親はなくとも子は育つ」とはよく言ったものです。こういったものがなんとなくかつ論文やこういった書籍でわかってくることで、より集団が極端になっていくように思います。

つまり将来はどの集団に属するかで決まってくるわけで、学閥や住んでいるところ、仕事の業界や地位など集団でセグメント化され、同じ日本人で日本語を話すのかもしれないが、全く違う人種が増えていくのかもしれません。

平等という名の均一化を担っていたテレビや新聞は役割を追えつつあり、インターネットを中心に個性という名の細分化がこれから、今まさに進んでいると思います。

これにより望んだ未来が出に入りやすくかと思う反面、セグメント通しのインターフェースの部分では今まで以上に摩擦が起きるように思います。

そのような状況では、セグメントを串刺しにする、哲学や宗教、心理学などがもっと人々に浸透していく必要があるのかもしれません。

書評:仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

なかなか面白かったです。現在の脳科学の知識を元に、仕事におけるミスを、分類し、なぜそれが起きるかを説明しています。また、ミスが起きるのは構造的に仕方がないので、それを前提にどのように対策を立てるかが記されています。

特に会話における相手の記憶と自分の記憶の部分は面白く、会話において、実践したところ、相手の気持ちではなく、相手の記憶に焦点を当てると会話の方向性が変わることに気が付きました。これはなかなかおもしろい発見でした。いままで相手の気持ちになろうとしてうまくいかないことがあったのですが、相手の記憶に焦点をあわせると相手と同じ風景を見ているように会話が進むようになり、新鮮な体験をしました。

軽い本かと思いましたが、筆者のノウハウが詰まった良い本だと思います。