コロナ感染拡大のタイミングと場所

昨年2月に書いたコロナ対策は個人ができるものとしてはよく考察されていたと思う。今ではマスクをするのが当たり前の世界となってしまった。

さて、現在第4波の入り口に入っているところである。変異株の影響により今後どのくらい第4波が大きな波になるかは検討もつかないが、また国民の自粛によりある程度の山で収束するものと考えている。

この1年を観測するとコロナの波がいつどこで起こるかははいくつかの特徴があることがわかる。コロナの波が来るのは

  1. 密閉空間で過ごす時間が長くなる
  2. 人の移動が多くなる
  3. 移動やイベントに伴う接触(飲み会等)が多くなる

の3点である。年末や年度末の人の移動に伴い、忘年会・新年会・卒業式・歓迎会など多人数でかつお酒を伴う飲食の場が増えると感染が急速に拡大したことが考察される。

不思議だったのは昨年夏場に感染の山が一つあったことである。これは冷房がキーワードで夏場が暑いので換気が不十分となり、室内に長く止まることで感染が拡大したことと思われる。

陽性者との接触機会が増えれば当然感染確率が増えるわけであるが、どのようなロジックで感染するかといえば、飛沫とエアロゾルがメインであろうとこの状況で1年で推察できる。マスクが日常のとなった現在では、飲食の場意外で飛沫が拡散していくことは考えにくく、接触感染の可能性はかつての予想より小さいと考えられる。

忘年会・新年会・卒業式・歓迎会などの会合は人数が多いという点で、感染確率が上がるわけであるが、この中に陽性者がいたとして、なぜ感染が拡大するのであろうか? 同じ蜜でも満員電車はなぜ感染が拡大しないのであろうか?昼間の会食ではなぜあまり感染が拡大しないのか?

この違いは、換気の有無とアルコールの有無にあると考えられる。人がアルコールを分解するときは二酸化炭が生成_される。生成された汗や尿、呼気中で排出されるとのことで、室内の二酸化炭素が上昇すると考察される。

つまり、お酒を伴う飲食の場は二酸化炭素濃度が上がりやすいと言える。これとコロナ感染の拡大に関連は見出せないだろうか。お酒を飲むとマスクをしないとか、大きな声で話すといった話も当然あると思われるが、二酸化炭素が増えていくと呼気中のコロナウィルスがよりエアロゾルとして漂い安くなるのではなかろうか。

気体の拡散係数とうで調べてみたかが、この考察の真偽の程はまだよくわからない。考察が正しければやはりお酒を伴う飲食が感染拡大の急所ということになろうと思う。

もちろん、通常の飛沫感染にも注意しないといけないのではあるが、まずは急所を抑えて感染者を0に持っていきつつ、経済活動を再開していく必要があると考えられる。