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(書評)ウェブで政治を動かす!

Kindle本で購入してみました。新しい新書がどんどんKindleになるといいなと思います。津田さんの著書です。

政治のIT利用が進んでいて、Twitter、Facebookなどの活用事例や失敗事例がたくさん紹介されています。残念なのは今回の選挙でIT活用が解禁されなかったことです。党首討論などニコニコ動画でやるなど一部画期的な動きがありましたが、今回の選挙でITが活用できるようになったならば、これからの投票にも大きく変化が起きそうだということは本書を通じて知ることができます。

ITによって政治家が身近になり、かつよく見えるようになり投票行動に結びつきやすくなると思います。今後も本書のような本が2弾、3弾と出版されて、この息吹を大きな流れに出来ればといいなと思いました。

これからの日本が世界で戦うために必要なこと(書評)

夏野さん、一色さんの講演と対談をまとめた本です。電子書籍オンリーでしょうか。
KOBOで読みました。比較的すぐに読み終わります。夏野さんのパートはほんとそうだよなーと思うところが多かったです。

特に印象に残ったのは、
1.今の日本がダメなのは経営者がダメだから
経営者が、インターネット知らないのに商売しようとしていてダメになるし、サラリーマンだから冒険できないという話で、これは日本のAndroidスマートフォンを見ればよく分かるように思います。いいものをよりやすくの精神はなく、以下に雇用を維持できるだけの金額に設定できるか、そのために無駄な機能を付けるかというように見えます。そこにはイノベーションなんてありません。

2.上の40代、50代、60代の雇用を守るために若者を犠牲にしている
これはその通りで今40代に差し掛かった団塊ジュニア世代はオヤジたちの雇用を守るために自分たちが犠牲になった感がありますし、現在の若者の雇用環境の悪化は、上の世代が逃げ切るために雇用を絞っているようにも見えます。構造上そうならざろうえないのかもしれませんが、新陳代謝がないところに新しいイノベーションは起きないと思いました。

だからさっさと日本を諦めて世界で戦おうというような内容でした。

http://rakuten.kobobooks.com/ebook/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E6%88%A6%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8/book-iNHjUYO_aEahEFEd0HB_jA/page1.html