雑感:都知事選

ふと思うことがあったので都知事選の雑感でも。

猪瀬氏の失脚は徳洲会からの5000万円の献金が元で。別の徳洲会の選挙違反の事件から薮から蛇状態でした。何ともドジっ子な猪瀬氏。

ただよくよく流れを考えてみると猪瀬氏は脱原発で、東京湾に大規模火力発電所を建築しようとしていたり、東京電力の株主として東京電力病院の売却を進めた事がある。問題はこの東京電力病院を徳洲会が取得するという方向で話が進んでいたところにあって、結構猪瀬さんの話は奥が深い用に思う。

話を戻すと都知事になるということは東京電力の株主(1.2%)になるということ。脱原発における強い主張ができる立場になるということでこれは国会議員より大きな力になると思う。

猪瀬氏が結局のところ東京電力病院関係で失脚したとすれば、脱原発関連で失脚したともとれる、そういう意味だと脱原発を掲げる候補が猪瀬氏の後継と言えなくもない。

舛添氏に期待していたが第一声が東京五輪の成功だった。そんな当たり前のことより、原発の議論を避けて通れないと思う都民も多いことと思う。丁度出馬会見の3日前、小泉元首相の自宅に女が入り込んだというニュースがあった。これは狂信的なストーカーなのだろうか。厳重だろうという警備を簡単に乗り越え、不法侵入したということは、やり過ぎるなよという何かのメッセージのように思えてくる。

小泉氏の言うように、原発で発展派か、原発なしで発展派かの大きなあまり表に出てこない戦いが始まっているのかもしれない。細川氏、小泉氏、高齢の彼らが覚悟を決めて外に出てきたとすれば、原発稼働に不信感を少しでも持つ僕らも覚悟を決める必要がのかも知れない。原理的に見れば原発ほどクリーンで安全な発電手段はないと思うのだが、老築化を放置し、原発事故を起こし、日本という自然豊かな大地を汚染し、健康被害のリスクを皆が心配する自体となってしまった現在、この事故を収束させ、責任を取り、明日の日本を描くのが政治家に必要な役割ではなかろうか。

そういった意味ではシングルイシューと言われようと、ここは争点として通らなければならない道のように思う。

 

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