夏野さん、一色さんの講演と対談をまとめた本です。電子書籍オンリーでしょうか。
KOBOで読みました。比較的すぐに読み終わります。夏野さんのパートはほんとそうだよなーと思うところが多かったです。
特に印象に残ったのは、
1.今の日本がダメなのは経営者がダメだから
経営者が、インターネット知らないのに商売しようとしていてダメになるし、サラリーマンだから冒険できないという話で、これは日本のAndroidスマートフォンを見ればよく分かるように思います。いいものをよりやすくの精神はなく、以下に雇用を維持できるだけの金額に設定できるか、そのために無駄な機能を付けるかというように見えます。そこにはイノベーションなんてありません。
2.上の40代、50代、60代の雇用を守るために若者を犠牲にしている
これはその通りで今40代に差し掛かった団塊ジュニア世代はオヤジたちの雇用を守るために自分たちが犠牲になった感がありますし、現在の若者の雇用環境の悪化は、上の世代が逃げ切るために雇用を絞っているようにも見えます。構造上そうならざろうえないのかもしれませんが、新陳代謝がないところに新しいイノベーションは起きないと思いました。
だからさっさと日本を諦めて世界で戦おうというような内容でした。