なかなか面白かったです。現在の脳科学の知識を元に、仕事におけるミスを、分類し、なぜそれが起きるかを説明しています。また、ミスが起きるのは構造的に仕方がないので、それを前提にどのように対策を立てるかが記されています。
特に会話における相手の記憶と自分の記憶の部分は面白く、会話において、実践したところ、相手の気持ちではなく、相手の記憶に焦点を当てると会話の方向性が変わることに気が付きました。これはなかなかおもしろい発見でした。いままで相手の気持ちになろうとしてうまくいかないことがあったのですが、相手の記憶に焦点をあわせると相手と同じ風景を見ているように会話が進むようになり、新鮮な体験をしました。
軽い本かと思いましたが、筆者のノウハウが詰まった良い本だと思います。