NOTTVサービス終了に関して

2016年6月30日(木)、ドコモが行っていたNOTTVがサービス終了したようです。

サービスが開始された201年当時、ドコモの人がNOTTVを大絶賛していたことが思い出されます。当時は何がいいのかさっぱり分かりませんでした。

多くの人が同じように思ったのかサービス終了となってしまったようです。どんなに優れた技術でも会社やサービスを存続させるのは顧客であるというドラッカーの言葉を思い出します。

本当に良いサービスであればまた形を変えて蘇ってくることでしょう。

シャープもそうですが、日本企業の最大の問題は顧客の望むもの(安くて良い品)を作れなくなっているし、かといってイノベーションを起こすようなものも作れなくなっていることです。

掃除機に空気清浄機をつけたり、掃除機が喋ったり、イノベーションのようで、持続的改善の延長で、不要な機能を追加して価格維持に勤しんでいるのです。

これも、サラリーマン経営者が多くなり、定年まで何も起こらず、退職金を手にしたいと思っている人が経営者をやっているからだと思います。

こういう人たちは、組織内を泳ぐことだけが得意ですので、理念や確信に基づいて、リスクをとりにいくことができません。段々と衰退するしか無いのです。自分の時にババが来ないようにというのが最大の願い、人任せな願いで生きていると思います。

そういった経営者がいる企業が安くて良い品を作れるわけもないですし、イノベーショナルな商品を作ることもできないと思うのです。

何億円も赤字を出してもすぐに倒産しないのですから過去の栄光は素晴らしいのだと思いますが、いずれシャープのようになるのであれば、早めに荒治療してあげたほうがよ良いとも思います。

日本という国全体が現状にしがみつく状況では閉塞感が増すばかりです。いろいろな意味で一度リセットを行い、国民の目がキラキラ輝き、頑張った人がそれなりに報われる社会であればいいなと思います。

そのために自分は何ができるか、自問自答しています。少なくともNOTTVは絶対失敗しそうと思ったこういった直感は大事にして行きたいと思います。